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    リボンの騎士、初日

    2006.08.02 Wednesday 01:23
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      「リボンの騎士・ザ・ミュージカル」初日に行ってきました。
      素晴らしかったです。関わったすべての人に御礼が言いたいです。
      楽しかった。エンターテイメントだった。
      ヲタだから楽しかったのではなくて、もし自分がヲタじゃなくても楽しめたと断言できます。
      帰路、外の風にあたりながら、自分が今ここにいて、あの劇場で、
      あの演者たちと時間を過ごせたことに、なんかすごい感謝と感動を感じていました。
      なるべくたくさんの人に観てもらいたいと思いました。

      ネタバレない範囲で感想書きます。

      まず、出演者について軽くメモ。

      みんなに、個性にあった見せ場があった。多い少ないはあったけど、個性を考えてくれていた。
      そのうえで印象に残ったのは。

      高橋は見事に主演女優だった。歌の実力はわかっていたのだが、このステージでは、手、指先、の表現力に目が行った。王子と出会うシーンでの動きひとつで空気をガラッと色づかせた。すごかった。

      吉澤。これまた見事に助演女優だった。大臣はキーマン。台詞、実は一番多いのでは?
      大臣の思惑が物語を動かす、躍動させる。そういう意味で、楽器で言えばベース。高橋、石川はそのベースラインの上で喜怒哀楽を奏でるギターだ。

      藤本は、スター、だと思った。スタアって表記してもいいぐらい。登場するたび「キターーーーー」と言いたくなるのは藤本ならでは。出ずっぱりよりも、ああいう、強い打楽器みたいな使い方のほうが藤本に合ってると見抜いた木村はえらい。物語の外周にいて、北極星のようにゆるがない。
      人間の(そしてドラマのテーマでもある)二重性にとらわれていないのに、それに憧れている。他とは違う存在感のこの役は藤本にしかできなかったと思う。(オシオキキボンヌ感もね)

      (二重性にとらわれていない、というのは、へケートが唯一、「葛藤」から無縁の登場人物だから。自分の望みが正しいだろうかとか間違っているだろうかとか進むべきかやめるべきかなどAかBか、2つの気持ちの間で迷わないのはへケートだけ。そして実際の藤本もたぶんあまり「葛藤」しない人な気がするので、そういう意味でもこの役を藤本でこのように仕上げたのは素晴らしい)

      久住は、アイドル、だった。物語のアイドル。物語に愛される役どころ。
      このコがステージの真ん中に立つ時は、安心して笑顔になっていいんだよ、という記号性の高さ。その記号性の高さを、オーラ、と呼んだらホメすぎか。


      石川は、「がんばったで賞」。
      あんなに「歌ってる」梨華ちゃんを見たのは初めて。すげーよ。感動したよ。

      以下、雑感。

      あ、これはすごいかもしれない、と思ったのは、脚本に娘。のキャラが反映されていたこと。
      木村が娘。を、たぶんハロモニとか見て研究してくれたらしいのが早い段階でわかった。
      うれしいなぁ、ヲタ心をくすぐるなぁ、と思っていたが、本当にすごかったのは、娘。のキャラが物語に深みを与えていたこと。
      つまり、「アイドル出しときゃいいんだろ」的な「キャラありき」ではなく、「この物語に合わせて演じやがれ」的な「物語ありき」でもなく、キャラと物語が相互に影響を与え合っていた。(と私は感じた)
      娘。と物語がインスパイアっていうのかな、触発しあって、高めあっている。
      だから、ヲタも楽しめるし、ヲタじゃなくても楽しめるエンターテイメントになっていた。(これはなかなか難しいことだと思う。)
      インスパイア、触発、は「双方向性」と言ってもいいかもしれない。
      娘。と物語にコミュニケーションがある感じがうれしかった。
      あるいは、二重性。この「二重性」はもちろん物語のテーマでもある。

      男と女の2つ魂、それだけでなく。
      同じ歌を違う人が歌うだけで意味がパッと変わる、与える人が与えられる人になる、
      奪う人が与えられる人になる、愛情が憎しみを生む、前世と現世と来世。
      原因が結果になり、それが次の出来事の原因になる。
      さまざまな二重性。そして双方向性。
      この物語は、たとえば、宝物を見つける、とか、何かから脱出する、とかいう課題解決一直線型ではなく、ひたすら、原因と結果の連鎖というプロセスとして描かれている。プロセスの連続。それが「ミステリーオブライフ」なんだと。

      そのような二重性の顕著な表れが第三幕だ。
      ああ、ここからはネタバレ。
      そして文体がちょいキモで恥ずかしい。

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      やわらかなプライド

      2006.08.04 Friday 07:02
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        初日レポは1個下の記事っぽいです。

        きょうは8月4日?
        リボンの騎士を観てから3日経ったというのにまだ軽い興奮状態にあります。
        吉ヲタ的感想で書こうと思ってたことはロテさんのとこ読んだら書いてあったので、
        すっきりさわやかに気が済みました。あの、小春との芝居でのあの動きと、最後のトークでの
        高橋への言葉としぐさに私もやられたっす。魔女との絡みは言うまでもなく。
        ガチなズモガナ。岩ズモガナ。(ロテさんのところがわからない、という人は「ハイパー漢字」で検索するといいみたいですよ)

        初日レポ、「続きを読む」に書いた「白と黒の対比」のところに次の一行を足しました。

        未熟と成熟。その間にあるのが「成長の物語=葛藤の物語」。

        そういう対比だと思うと美勇伝のアレも意味があるような気がしてくるな、と。
        初日レポの加筆は終了。んで、きょうは、昨日から考えていたどーでもいいこと書きます。

        「わからない」っていう言葉が「ミステリーオブライフ」で出てくるじゃん?
        この歌詞に接したとき少し違和感があって、なんで違和感があるのかなと考えてたら、
        「わからないから、いい」ってつんくワールドではほとんど出てこない概念だからだと思った。
        「わからなくても、いい」ならあったような気がする。励ましたり応援する文脈で。
        そして、この「わからない」はネガ。そんなとこにいないで上がっていこうよ、というマイナスな場所。
        基本的につんくは「わかってる」前提で世界を見てる。
        明るい未来が来るのはわかってる、だからみんなポジでいこうぜ、と。
        (「Ambitious!」なんかもそうだよね)
        一方、「ミステリーオブライフ」の「わからない」はポジだ。わからないから、いいんだ、と。
        つんく的(Ambitious!的)“わかりやすい”ポジティブとは違う。
        「Ambitious!」と「ミステリーオブライフ」どっちもポジなのに違うもんだなぁと感じた。
        (詞、楽曲のよしあしは別にして、個人的には「わからない」をポジとする感覚が好き。自分にとってはリアリティがある)

        で、「Ambitious!」のc/wですよ。
        iPodに入れてて、昨日シャッフルモードで出てきて「あれ、これミュージカルでは使われなかったんだ」と思った。もともとイメージソングとかだったんだっけ?「わたしがついてる」。
        こっちは「わかってる」の連発なんだよね。
        なんかね、これ、木村から娘。たちへの稽古がんばれソングに聴こえてきた。
        いつもと少し違う「わからない」の海に娘。を放り込む前に「わかってる」ってメッセージを出したような。「いばってるアイツ」は木村で。なんてうがちすぎかもしれませんが。

        「わたしがついてる。」が木村から娘。へのエールだとしたら、初日の最後のMCでの吉澤のこの言葉が、それへの返答になってるんじゃないかと私は思った。

        「みなさんをびっくりさせようと思ってがんばってきました」

        この言葉に、やわらかなプライドを感じた。
        ちょっと泣きそうになった。
        笑顔でサラッと言ったんだよな。
        吉澤の感じてる手応えみたいなものが伝わってきたし、努力を楽しんでる感じも伝わってきたし、でもやっぱり大変だったんだろうなっていうのも伝わってきたし、キツイなって時に俺ら観客の反応をイメージして乗り越えてくれたのなら、なんかちょっと役に立ったみたいでうれしいし。
        ええ、びっくりしましたとも。
        国木田独歩の「牛肉と馬鈴薯」じゃないけど、びっくりするために人は生きてるのかもしれないからさぁ。


        他に、全体のことで思ったのは、男女差別のこととかスルーしなかったのがすごいなと。
        「女!」の連呼とかさ。男役の女性に女性差別をさせて、さらにそれをひっくり返す、ということでおしつけがましくないけど痛々しいような切実なような気持ちにさせられた。考えさせられた。これは子供に見せたいね。私も是非、次は子供と来たいと思いました。もしいたら。

        PS
        「○○こそ真実なのだ!」っていう大臣の台詞あったじゃん?あれは木村のプライドかなと思った。
        あの台詞とその周辺だけは、物語とも娘。とも関係ない、作家の言いたいことコーナーな気がした。あの劇作家の名前をわざわざ出したり、なんつーか、男女差別もそうだけど「学べ!」というとおおげさだが、「いろんなことに興味を持て!」「重層的に物事を見ろ!」「真実を探せ!」
        というような作家のメッセージ。
        そーゆー意味で、子ドモとか、狭い世界に閉じこもりがちな大人ドモにおすすめ。って俺だから。
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        ナイロンと私

        2006.08.08 Tuesday 23:36
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          8日夜、再び「リボンの騎士」行ってきました。
          4列めだった。目のキラキラとかにやられまくり。
          まず訂正。「わたしがついてる。」おもっきし歌ってました、すみません。
          あと「○○こそ真実なのだ」じゃなくて、、、とかいろいろええかげんでした。あうー。
          それに前回の記事、一行でまとめると
          「わからない」を是とするポジティブと否とするポジティブ、その違い。
          ってことだけなのにうまく説明できなかった。ああ、こうしていつも前回の訂正から始めるっつーのもせつねーな。


          きょうは辻出演の日。
          辻、松葉杖だった。左足首は固定されてる感じで、フツーは出ないんじゃね?って感じだった。
          (カーテンコールのときに「スタッフさんに無理を言って出た」と言っていた。)
          松葉杖の装飾がよかった。劇中とカーテンコールで杖が変わっていたのも、細かいことだけど意外と効果的だった。
          足がふんばれない状態で歌うのはむずかしそうだったけど、うまくこなしていた。
          万全の辻で、聴きたかったなぁ。

          石川が安定感を増していた。身体に軸がある感じ。
          大臣の願い〜魔女、よかった。大臣、あのシーンだけ帽子なしなんだよね。
          仕事中じゃないっていうのもあるだろうけど、何より、絵になる。
          あるとなしでは全然印象違ったと思う。あのシーンはふたりともとにかく、かっけー。
          吉澤のその前の「だまされーたー」は惜しかった。もうちょっとだー、もうちょっとで15段飛べるよーっていう気持ちがした。
          藤本は全般に重量感とうるおいのある歌い方だった。
          藤本の出来に舞台全体の印象が左右される感じもある。それは藤本に対するホメ言葉あると同時に、出来・不出来が他のヒトよりも出やすいという弱点を指す言葉でもある。

          きょうは小川を見よう、と思っていた。
          初日観たとき、なんで存在感が感じられなかったのかなーと気になっていて。
          麻琴の走り方とか、役に見えなくて、フツーに麻琴な感じが、、、。
          きょうもやっぱり同じように感じた。ウソをつけない人なんだな、と思った。一直線な感じ。麻琴のそういう素直さに好感は感じる。
          が、ナイロンが感じている「葛藤」をもっと感じたかった。王様とかお姫様とかじゃなく、フツーのサラリーマン・ナイロンのフツーの葛藤。
          サファイヤの「愛」の葛藤とも違って、ピエールの「善」の葛藤とも違って、「何か」だったはずなんだよな。ピエールがブルーカラーだとしたらナイロンはホワイトカラー。その違いは、もしかしたら観客の(つか、俺の)こころを掴んだかもしれないだけに残念。「葛藤」よりも「流されてる」っていう感じがした。あ、もしかして、それがまさに、ホワイトカラーの葛藤なのか!?



          フランツがシルバーランドで淑女たちと右往左往するシーン、サファイヤと出会うシーンで中央にあるオブジェは、元祖・言いたいことを言えないお姫様だー。

          フィナーレで、れいなの羽一個とガキさんの羽一個がからまって、ふたりはそれを捨てて、残りの一個だけ持って踊った。羽を持たない手のおさめ方とか、ふたりとも綺麗で、さすがーと思った。

          小春のハンバーグカレーを食べた。
          そしたら梅しばがついてきた。
          梅、、、、。これは確認せねば。

          「これは、いつも付くんですか?」
          「なんか小春ちゃんが梅が好きだそうで、サービスで付けてるんです」

          とのこと。リボンの騎士だけの梅しば付き。「小春ちゃん」とか呼ばれててちょっとうれしい。

          客の入りは五割強といったところで正直、空席も目立った。最初、私はそれが気になっていたが、すぐに気にならなくなった。舞台に引き込まれた。
          「月刊ミュージカル」で木村がハロプロメンバーについて
          「舞台で2時間のドラマを生き切るとはどういうことかを掴みつつあります」と言っていたが、それぞれが「生き切る」ことをやっていたと思った。
          客の少ない公演でのテンションなども経験値になればいいなと思った。

          梅しば
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          闘うフランツ、問うフランツ

          2006.08.11 Friday 23:18
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            リボンの騎士、行ってきました。
            2幕目からだとS席6000円で入れるって知ってた?私は知りませんでした。
            行く予定はなかったのですが、急に夜の打ち合わせがキャンセルになって
            夜7時に新宿駅で乗り換えながら「今、魔女が出てきた頃かなぁ」と思ったら足が勝手に、、、。
            当日券でA席で入るつもりでもぎりのおねーさんにその旨伝えたところ、
            1幕目が終わったら2幕目から見れるチケットを販売します、と。
            ドアの向こうからは「そのーときをーーまーーてーーー」が聞こえてきて、思わず
            「ちょ、、、待って」と駆け出したくなりましたが大人なのでガマン。
            魅惑の2ショットが終わった以上焦るのをやめて2幕目から鑑賞。

            2幕目を見ただけでも、安倍フランツと石川フランツの違いって相当あった。
            石川フランツは、彫像の王子様のようであり、安倍フランツは、絵画の王子様のようだった。
            石川フランツは「闘う男」で安倍フランツは「問う男」だった。
            (以下ネタバレあり)

            「あなたは男なのですか、女なのですか」の台詞。
            石川フランツは、怒っているとも取れるような、情熱ゆえの苛立ちを感じさせる強さで言っていたが、安倍フランツは、それが知りたいんだ、という気持ちが全面に出ていたと感じた。立ち姿、振る舞いも、安倍は王子様のエッセンスがそのまま絵になったような、象徴的な感じがして、石川の放っていた立体的な鋭さ、ある種のなまなましさはなかった。
            安倍の衣装と石川の衣装、同じじゃないよね?同じかな?安倍の衣装のほうが白く感じた。それもあって、象徴的、絵画的な印象を受けた。
            もちろん、どちらのフランツがいいとかそういうことを言いたいのではなく。

            あ、でも、安倍さん、とんだとんだセリフ!
            「もはや軍隊の、、、、、、、、、、」
            数秒。
            「体をなしていない」と言うべきところを「しきをなしていない」とかなんとか。
            客はひゅーひゅー言うでなく、静かだったのはよかった。

            それからピエール。
            三好、辻、石川、と3人のピエールを観た。
            ピエールってけっこー思考に脈絡がないんだよね。原作だと王女のことは前から知ってて、みたいな設定だけど、今回は違うから、いい人なのはわかるけど、そこまでする理由が、実は、弱い。
            「なぜ、逃がしてくれるのですか?」に対して「歌でおくろう」だもん。
            わかったよーなわからんよーな言動のヒトって石川には合わないのかも。
            王子のように、言動がわかりやすい一直線な役に石川は合ってると思った。
            ピエールとフランツ、男の演じ分けまでついつい求めてしまうのは、石川への期待が自分的に高まっているから。

            でも、コンディションさえよかったら、この役は辻の役かな。
            サファイヤがいったん死んだときに「よーみーがえれ」を歌いだすピエールの邪念のなさを体現できるのは。
            (あるいは「これはこれでええやん」感を)

            えっと、1日、8日夜、11日夜、と3回観たが(きょうは半分だけど)、
            初日のインパクトは別とすると、8日より今日のほうが、手ごたえがあったというか、
            空気に濃度があったというか、出来がよかったように思った。なんでかなー。
            個人の出来と全体の出来の相関は難しいね。
            藤本の出来が全体の出来を左右するみたいなことを前に書いたけど、今回、
            藤本はセリフのタメができてないところとかあって少し気になったけど、それでも、
            ミュージカル全体としてはいい出来に思えた。
            むしろ自分のコンディションとか、座席の位置とかで印象が変わってしまうのだろうか。

            席は中央寄りが断然おすすめ。前の方の端よりも。
            サファイヤがよみがえるシーンの吉澤の動きは、是非、一枚の絵のなかで見てもらいたいです。今まで、比較的前の席だったから表情重視で観てたんだけど、今回、表情とか見えなくても泣けた。吉澤、高いレベルで安定してると言っていいのでは、と思った。

            全員で歌う「葬送」でへケートが違う歌詞を歌って、重なって、ハーモニーになるとこあるじゃん?吉澤は「動き」で歌ってるんだと思う。発すべき言葉もないまま。参加できないけど、参加してる。そこに泣ける。教えられた、と大臣も歌っているのだ、背中で。泳ぐ視線で。


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            ナイロンのこと

            2006.08.13 Sunday 09:39
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              なんか、リボンの騎士に関してエセ評論家みたいになってたな、ここ数日、と猛省。
              俺が俺が、の感じ。読み返してみたら。頭でっかちで、なんだか、、、。
              特に、ナイロンに関して。
              こちらのブログを拝読したら、なんだか目が覚めたような気持ちがしました。
              そーだよな、と素直に思えました。
              そして、いくつか、そーだったのか!と思わされました。
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              魂の電球

              2006.08.16 Wednesday 04:34
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                またしてもリボンの騎士。4回目。15日の昼。

                今まででいちばん感動しました。
                なんでだろう。なんでかわかんないけど、すごく感動した。
                家族連れが多かった。幕間に親子が「話、わかった?」「うん」などど話しているのを耳にして勝手にうれしくなった。

                前回の記事でリンクさせてもらったマコヲタの蟹さんの指摘(「ナイロン卿」ではなく「ナイロン」は小春と兄弟のようにして育った子供)は実にすげーと思った。そうだ、中世ヨーロッパならそれはありだ。(いや、漫画なわけで、時代とか、、、でも「復活祭」ってことはキリスト教が、、、、とか適度な厳密さにフララフラ)
                そう思って見てたら、小春と麻琴、最初っからけっこーシンメトリーな位置なんだよな。サラリーマンなどにあてはめようとした自分がアホやった。原作のナイロン卿の先入観でしかなかった。
                二重性、、、「対」ってことがこのふたりにも、あてはまってたんだ。
                子供想いの親の「対」は大臣と王妃だし、スカウト、騎士、牢番、、、、「対」の連発。サファイヤとへケートは言うまでもなく。

                で、フランツだけは、「異人」なんだよね。
                外部の人、ストレンジャー。ちょっと違う空気持ってて、独立してる。その異分子らしさがアヤンツから、いちばん感じ取れた。

                松浦フランツはキザっつーか、いちばん「王子様」らしかったかも。うまかったし。
                ちょっとしたセリフや姿勢のタメとか。巨人の星で言えば花形満。
                とすると石川フランツは左門豊作と言わねばならない。あの、泥臭いまでの一直線さ。
                完全に好みですが、自分的には石川フランツが噛めば噛むほど味がでる感じがして好き。
                アヤンツはフルーツって感じかなー。スルメフランツとフルーツフランツ。

                それにしても「よーみーがえれ」のとこでマジ涙でた。
                なんなんだー。なんでこんなに感動しちまうんだー?

                吉ヲタ的には、冒頭、魂の電球が切れてたらしいとき、あっさりあきらめた吉澤かっけーと思った。もし自分だったら、何度もスイッチとかいじってしまいそうだけど、そーじゃなかった。指とか全然うごいてなかった。歌もうまくなってると思った。「われわれは」のあたりの「わ」で大きく腕を開いて、歌うぞーってなる吉澤に、うわーーーーと思ってしまう。自分が歌ってるわけじゃないのに、なんか、気持ちいい、吉澤がでかい声で歌ってると。自分のノドや胸の筋肉が一緒に動くような錯覚がおこる。役に入り込んでる度でいえば、今回の高橋は、以前にも増して「入り込んでるなぁ」と思ったけど、吉澤も相当だったと思う。
                吉澤の昔の映像を見たのだが、ほんと、あのコがこんなに成長するってすごいなと思った。リーダーとかさぁ。想像できねーべ。

                巷で噂の「杯シュート」を見たかったが今回はなかった。

                歌のとき、笑顔多くて、白い歯がよく見えた。マコのほう見てた。
                マコもあと何回、、、とか思うと切なくなった。
                麻琴のソロって結局、あの、メンバーの名前早口言葉のとこだよね。
                それはそれで意味があるような。メンバーの名前を歌って、それで卒業するってことにしみじみしてしまうのは私だけだろうか。



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                私のリボン効果

                2006.08.17 Thursday 21:16
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                  「長期的な視点での提案を」と言われてチーム全員、ここ数日、夜を徹しての作業に
                  追われた。テーマは「長期的」だが、プロジェクトそのものは一刻も早く
                  立ち上げねばならず、提案までにあまりにも時間がなかった。数々の調査データも、
                  一日でも早く手を打たねば事態はますます悪い方にいくと示唆していた。
                  ほとんどの者が目の下に隈をつくっていた。そして、きょう、取引先への提案にこぎつけた。
                  取引先の出席者が予定よりも増えている。プロジェクトへの関心の高さがうかがえる。
                  「悪いが一時間で話してくれ」
                  与えられた時間が半分になる。だいじょうぶ。たいした問題ではない。われわれは手際よく説明を終えた。
                  質疑応答が始まった。
                  「いま、聞いていて思ったのだが、、、」
                  それまで、じっと腕組みをして、黙ってこちらの提案を聞いていた取引先のトップが口を開いた。
                  「・・・・長期的な視点ではなく、短期的な目標達成が大事なんじゃないかな」

                  いや、あの、そちらが、ちょうきてき、と、、、、。

                  「時間がないところ悪いが、短期ということでもう一度練り直してくれ」

                  ぐえー。
                  さいしょっから、そう言えよ、おっさん、と言えるわけもない言葉が心に渦巻く。
                  むかつくーーーっ。また土日出るのかよー。もうやだよ勘弁してくれ。
                  憎い。このおっさんが憎い。

                  その時だ。
                  マルシアの声が聞こえてきたのは。

                  「憎むぅひとはー、やがて憎まれるぅ人ですー、憎むぅ心はぁ何も生みませんー」

                  そうか、そうだったな、、、、、。

                  「どんなに苦しくてもー、どんなに悲しくーてーもー・・・・」

                  サファイヤ、、、、あんたにそう言われちゃあ仕方がねぇ。
                  許しあい、助け合い、生きていく。
                  ありがとうリボンの騎士。

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                  rebo----n

                  2006.08.18 Friday 08:35
                  0
                    劇場に行かない時間もリボンの騎士のこと考えてる。つか、考えすぎ。
                    俺にとって午後7時は「へケート時」。
                    7時5分は「へケート時そのときを待て分」。

                    「葬送」ばかり聴いている。
                    「よみがえれ、よき人」
                    リボンの騎士の「リボン」を「reborn」と拡大解釈したくなる。
                    死と再生。人は生まれ変わる。変われる。だから、先のことわからなくて、わからないから、いい。(書きながら「麻琴!」とか思った)

                    これが始まると、大臣はうろたえる。
                    いったん階段をタタタッてあがって、立ち止まって、視線を避けるようにうつむきがちに振り向く。どうしたらいいのかわからなくて逃げ出したいけど、立ち止まる。その場に。振り向かずにはいられない。正当化したい。でも手は撥ね退けられる。

                    目新しい指摘では全然ないけど、
                    この歌は、サファイヤだけじゃなくて大臣のことも言ってる。
                    よきひととしての大臣、よみがえれって。
                    「いつか見た愛らしい微笑みをたたえ」
                    大臣がワルくない笑顔を見せるのって、スカウトのとこだけだよね。
                    あの場面での笑顔は大臣としてのものじゃないっつー気もするけど、そーでもしないとこの芝居で吉澤のああいう笑顔が入り込む余地はない。。
                    劇中に、一度だけ、あーゆー笑顔を入れてあるのは、ここで思い浮かばせるためでもあるのかなぁ。

                    なんかさぁ、自分は合唱ヲタなのかもしれない。
                    いつものノド詰まりしてるよーなコブシまわしの(こらこら)寺田唱法じゃない「声」に聴き入っています。

                    ようやく、CDについていた台本をパラパラと見ている。
                    ト書きがおもしろいね。
                    「拍手。来るはず。」とか、出演者が自分の演技の着地点をイメージしやすいようになってる。
                    試合のところの「子どもが喜ぶ華やかな場面にしたい」とか、未定の部分があって、その構想だけ記してあるのもおもしろい。指示書でもあるんだね。スタッフへの。
                    いま、引用しようと思って見てたら、一幕と二幕、どっちも1ページからページ数がついてる。通しじゃなくて。そういうものなんだー。
                    ニ幕の82ページの最後の二行が、なんか、好き。85ページの娘。たちの「声」の書き方も、あー、そーだったな、という感じ。
                    全体に、行間ににじむ木村キャラが楽しめる。

                    夏は自分にとって、いろいろ考えることの多い季節で、元気なんだか元気じゃないんだか
                    ほんとはちょっとわからない。でもすごい、一日一日、とゆーふーに過ごせている。
                    ミュージカルがあって、そこで娘。たちがほぼ毎日ステージに立っているというのは
                    すごいことだと思う、ほんとに。ありがとーありがとー。

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                    もしもの騎士

                    2006.08.21 Monday 21:31
                    0
                      主要キャストがケガや病気で出演できなくなった時のために、劇団内に代役を用意しておくというシステムがあると漫画かなんかで見たことがある。(漫画かよっ)
                      代役の人は、同じ芝居に別の役で出ながら、自分の役に加えて主役のセリフや芝居をマスターしておくことが課される。出番の前提はない代役。でも、一応、稽古とかはその代役バージョンでも何回かやっておく、というような。
                      リボンの騎士で、もし、そーゆーシステムがあったとしたら?と考えてみた。

                      サファイヤの代役は、ガキさんかなぁ。
                      (その場合、ヌーヴォーはどーなるんだ、とかはとりあえず置いておきます)
                      男役と女役、両方を自分の役でやっているし、なんとなく、なんとなくなんだけど、
                      信頼されてる気がするんだよね、演出的に。どこがどーとか言語化できないんだけど、淑女たちのなかでもガキさんの存在が一個抜けてる感じあるし。

                      大臣の代役は、麻琴かな。
                      一緒に出るシーンが多いから、大臣の芝居をいちばんわかってるはずだから。

                      フランツ王子は、いっぱいいるからw、誰かに都合をつけてもらうしかない。
                      3人ともNGの場合は、三好かな。手堅くこなしてくれそう。

                      問題は、へケートですよ。
                      へケートの代役は?
                      れいな?もうちょっと大人感が欲しいかも。
                      吉澤?なんか違う。女の情念みたいなものが足りない。その予感だけでも。
                      誰もいない?
                      いや、案外、、、岡田は?消去法っぽいけどありかも。
                      藤本へケートとキャラは違って、八百屋お七的な狂女な魔女。
                      目の焦点があってないよアンタ系魔女。あの、ぼーっとした感じをうまく利用したら別の怖さが出せそう。

                      なんてひとしきり考えてみたものの、やっぱ、代役なんてありえねー。
                      改めて今のキャストのオンリーワン性に気づきました。
                      そんなことをものすごい真剣な顔で考えながら「フィナーレ時紫陽花アイアイ物語分」に帰宅した月曜日。
                      category:リボンの騎士 | by:pt-boilcomments(0)trackbacks(0) | -

                      吉澤の背中、大臣の背中

                      2006.08.26 Saturday 21:39
                      0
                        金曜の夜から、リボンの騎士、連続5コマ。(って大学の授業かよ、と。)
                        昨日は、全体に声と動きが重く、かすれた感じの出演者が多く、千秋楽までだいじょうぶかと心配になった。けれど、きょうは、一転して力強い演技に圧倒された。
                        もう、明日を残すのみ、と思うと何を書けばいいのかわからない。

                        やっぱりフランツは石川が自分は好きだ。(「は」と「が」の悪文の例だねこりゃ)
                        昼、杯シュートが見れた。
                        昼の1幕と夜の2幕がよかった。この組み合わせは自分の見た中でのベスト、15昼に匹敵すると思った。
                        夜、バンドのキーボードがミスった。
                        昼、高橋のナイフが落っこちた。
                        よっすぃの前髪のトサカ度があがっていた。


                        ふたつのうちの(タンッ)ひとつ。
                        なのか
                        ふたつのうちのひとつ(タンッ)
                        なのか。
                        私は前者がいいと思う。

                        背中を客席に見せる時間がいちばん長いのは吉澤だと思う。
                        演技の流れで、そうなることが多い。魔女と出会うところしかり、葬送のところしかり。
                        ライブは基本的に前しか見せないから、新鮮に感じる。
                        背中。自覚的に向けられた背中。
                        ボルドーの衣装のせいもあるだろうが、何か、深みを感じる。
                        背中に表情がある、と言ってしまいたい。
                        目や姿勢や歌に力があるメンバーは、ほかにいる。
                        でも、あのメンバーのなかで、背中が絵になるのは吉澤しかいない、と言い切りたい。
                        ヲタまるだしだけど、ヲタだから仕方ないのだ。
                        リーダーとか、いろんな卒業を見てきた、とか、やっぱりそういうのがにじんでるような
                        気がしてしまうのだ。
                        大臣の、吉澤の細い(細くなってしまった)背中から目が離せない。
                        そして大臣は息子に背中で拒否される。
                        でも、息子は父親に背中から寄り添う。


                        きょうはかなり前のほうに席をとっていたので、思い切ってうちわというものを買った。
                        最後の最後の、パレードっていうのか、ぐるっと歩くときにそれを持ちながら手拍子とかしていた。そしたら、なんか、ざーっと見渡すときに、よしざーの目線が自分を経由したよーな感じが。いや、錯覚かもしれないけど。でも、うわっ、と思ってびびった。

                        「ファイナルカット」っていう近未来SF映画で、生まれた直後に脳にチップを埋め込んで見たものすべてを記録して、死後、その人のメモリアル映画(もちろん、いいとこだけで構成する)をつくって上映して故人を悼む、というビジネスが描かれてた。
                        その映画自体はつまらないので特におすすめしない。
                        でも、見たものすべてが記録されている、という設定はおもしろい。(相当イヤだけどね)
                        もしその映画だったら自分の間抜けな顔とかがもよしざーの脳のチップに記録されてるってことだよなぁと思って、申し訳ない気分になった。

                        いよいよ明日だね。
                        麻琴は見るたび、表情がよくなっていると思う。
                        メンバーの名前を歌うとき、ちゃんと歌えますように。
                        いいステージになりますように。
                        category:リボンの騎士 | by:pt-boilcomments(0)trackbacks(0) | -

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