ハロモニ。が面白かった。
あの4人、ジャンケンみたいだ。
松浦、藤本、吉澤、石川。
4C2っつーんですか、
順列組み合わせでこの四人から二人を抽出した時の、目線で相手を黙らせる力
(それが「愛」であれ、心理的圧迫レベルの「甘え」であれ、暴力の予感からくる「恐怖」であれ、価値観の相違からくる「苦手意識」であれ「リスペクト」であれ、、、)
の強弱がバラバラ。最強の者がいないからこそのグルーヴ感。
ハブとマングースと台風と泡盛、どれがいちばん強い?みたいな比べられなさ。
スタジオは、松浦、藤本、吉澤、石川、という4種の劇薬の調合実験コロシアムと化した。
劇薬だけに組み合わせによってはヘンなガスやら煙が出まくりで、
ゴロッキは呼吸すらできない状態に。
以下ネタバレ。
◎平社員:久住耕作
そんなキケンな空気が充満する密室で光っていたのが小春のスルー力。(するーりょく)。
サラリーマンの出世の秘訣は「やりすごし力」と言われますが、まさにそれ。平社員・久住耕作、これから出世しそう。
松浦の「小春ちゃんが黒着てちゃいけないのかっていう話なわけですよ」のときに特に言葉を発せず。ワンダのDVDの道重の愚痴へのスルーっぷりもさりげなく見事だったわけだが、あれもこれーもー、みーんな、ぼーっとしていたのではなく、無意識に空気を読んでいたのだと思う。ああいうときは下手に何かを言わなくて正解かと。
大物っぽいなぁと思う。
そして、この松浦の小春いじりの伏線は先週放送されたワールドプッチゲームでのうさぎの「小春のほうがかわいい」にあったことは想像に難くない。松浦は小春を意識してる、のかも。
◎藤本のスリル
藤本が松浦に「昔はかわいかったー」を連発するのは、そんなに言えるほど昔から時間を共有しているのは私だけ、ということを松浦に対して改めてアピールしたい確認したい、という切ない乙女心からであろう。
そして「美貴はもともとソロだったし」とちょっといろんな思いを込めて娘。メンに言いたい気持ちもほんの少し無意識レベルでありそう。
しかし、その切ない乙女心も、藤本の口調の持ち味であるぶっちゃけ感ゆえに
「5年ぐらい前はかわいかったけどさー、男できてからあやちゃん変わったよねーやっぱ」
とかフツーに言い出しそうな気配に満ちていて、見る側としてはなぜか緊張を強いられる。
そんなこと言わないぐらいの分別はあるとわかっているのだが、落ちるかも?いや、落ちないよね、落ちないようにやってるんだもんね、と自問自答しながら見る空中ブランコのよーなスリル。
◎吉澤の首の角度
私はある特定の瞬間にのみ見ることのできる吉澤の首の角度に注目している。(なにを威張っているのか、、、、)
それは相手を「ほほぅ」という気持ちで見ているときの、身体は斜めに引き気味で顔は苦笑い風で、顎は相手の側に向かって少しあがって、目はやや細めている、という状態の、それである。(である多すぎ)
今回は北陽のVTRのあと、松浦の「あたし関西人だから」という釈明に対して「うまいこと言うようになったなぁ」と言うあたりでそれを見ることができる。
ほかにはマジックレストランのときにも散見された。この「ほほぅ」は少し説明が必要。
・お手並み拝見な気分。
・相手の何かを見破ろうとしている。
・歌やダンス以外。
・相手へのリスペクトと嫉妬がある。「ちょっとすげーかも、でも素直にすげーとは言いたくねー」という葛藤。
そんな「ほほぅ」のときにあの首の角度は出る。
いや、それだけなんだけどさ。
一体何を書きたいのかさっぱりわからなくなってきました。
以下、小ネタ。
・吉澤VS松浦のとき有罪に入れた一人は誰?小春?
(収録後「あの一人って誰?」って吉澤が訊いて、小春が「はい」とか笑顔で小さく手を肩ぐらいまであげるとミキティが「なんで?そんなによっちゃんの味方したいの?空気読みなよ。あそこはゼロになったほうが絶対おいしかったのに、ね、よっちゃん」とか言って吉澤にベタベタし始めるが、小春が「あ、、、すみません」とか言って真顔で謝りそうになるのを見た吉澤がさりげなく藤本から身体を離して「ま、でもさ、展開によっては1もおいしかったと思うしさ、いいんじゃね?」とか取り成して、小春はちょっとほっとして、吉澤さんの味方トカそーゆーキモチじゃなくて、先に変えたほうが連絡すべきだから、松浦さんすっごく換えるって言ってたからやっぱり先に連絡すべきなのは松浦さんだったんじゃないカナって思ったんです、と夜に吉澤にメールすると、その時吉澤はちょうど、、、などという、みきよしこは三角関係妄想の入り口に立つ俺)
・ていうか「緑の星」を思い出したのは俺だけではないはず。
・吉澤裁判長「公平に行きますよ」をおもっきし深読みすると「梨華ちゃんだからって贔屓はしないよ」で「いしよし」な感じで、いやーまいったまいったな感じ。
恋サルとの包括的な議論を。
◎吉澤と藤本は似た者同志か?
妄想脳で考えた。
なんちゅーか、本質的には草食動物と肉食動物ぐらい違うと思うんだけど、同じ方向を見てる感じはあるかも。いいコンビだと思う。似てるとはあんまり思わない。
トンネルの真ん中に二人が立っているとして、今、同じ場所にいることはいるけど、来た方向は違う、みたいな感じ。
ミキティは打ち返す人。いったん、跳ね除けたい人。そういうやり方で自分を守り、相手の愛情を確かめたい人。強さと弱さ。炎。
吉澤は受け止めてパスを出す人。閉鎖と開放の切り替え命。優しさと虚無。空気。(炎が燃えるには空気が必要。空気が温まるには炎が必要。)
似た者同志、と言う吉澤は、潜在的に藤本のようでありたいと思っているのかな。