朝っぱらから娘。さん。
光井出てたけどだいじょうぶなのだろうか。フリが激しくなくてよかった。表情、少しぼやけてたかもしれない。あの小芝居、怒ると怖いキャラはやっぱミキティでしたっていうさりげない訂正☆カナ
新曲が吉澤卒業シングルじゃないことをミュ〜コミで「言っちゃおうかなぁ」と話す吉澤の声を聴いて思ったのは、決まってるけどまだ言えない水面下のことを抱えてファンの前に立ったりインタビューに答えたりするのってどんな気持ちだろうってこと。俺なら絶対言いたくなっちゃうしな。黙ってるの大変だと思う。
たとえば、自分の卒業わかってて言えない期間の吉澤、と言えば、思い出すのは10月、カレーツアーの武道館だ。あの日の吉澤のキレとかオーラはすごかった。
吉田照美のよしこはラジオで「四期と七期はデビューが武道館なんですよ」って言葉がスッと出たように、吉澤は武道館に思い入れがある人だ。カレーツアーの武道館、吉澤の気合いがすごかったのと、メンバーも最初からテンションが違っていたのは、吉澤が娘。として最後の武道館だとみんなわかっていたからだろう、といつかmu_tyoさんが書いていたと記憶していますが、なるほどと思いました。
夜、アンコールの曲紹介の数秒の間「・・・・・・『歩いてる』」。
複雑な表情だったけど、暗いものじゃなかった。笑みの種のようなものもちょこっとあったと思う。
内に向かう意志と外にこぼれるチカラがゆらぐ。
言いたいけどまだ言えないんだよって表情だったのかも。
吉澤ひとみ、モーニング娘。として最後の武道館、最後のアンコール、と。
吉澤的には、卒業が明らかになって、客がそのモードで臨むツアーよりも、そうなる前のカレーツアーを自分的な卒業ツアーと位置づけていたのかも。集大成ツアーというか。
うまく言えないんだけど、吉澤は見送られモードとか照れるタイプだと思うし、卒業卒業って空気がないツアーの方が、ツアーとして純粋っていうか、余計な意味づけなくパフォーマンスに集中できるし、そこでいいパフォーマンスをして自分としても集大成を実感して、それを客に見せて、卒業とか関係なく楽しんでもらって、盛り上げて、やりきるってことがかっけーとか思ったりしてそう、と思った。美学、と言ってもいいかもしれない。吉澤の美学。そういう気持ちであのツアーに臨んでいたのではないか。
ミュ〜コミの吉澤の明るい声とか高橋の実感ないですねーのさらっとした感じとか聴いてて、春のセクシー8ビートツアーは、吉澤的にはアンコールみたいなものかも、とか思った。
卒業を意識したライブとしての本篇がカレーで、アンコールが春ツアー。
そんなでっけー流れで吉澤は卒業を捉えているのでは、とか思った。
そして、その流れとともに吉澤の中で「卒業」がしっかりと消化されてるのを感じた。
消化しつつあるんじゃなくて、既に消化しきっている。紅白やBLTの表情は、そういう表情だと今になって思う。そして、吉澤が卒業を消化していることはメンバーに伝わっている。消化する途上にある人に対しては、メンバーも、サナギから脱皮しようともがく生き物を見守る注意深さが要るだろうけど、消化しきった人に対しては、ただ、横にいて、自分のすべきことをしていればいい。高橋のさらっとした感じはそういうもののように思えた。
本篇が終わって、よっしゃ派手なアンコールをぶちかますぜ、みたいなのびのびした空気を感じた。
なんでこんなこと書いてるのかと言えば、5月6日SSAに、石川と辻が舞台の仕事で来れない可能性が高いということをいくつかのブログなどで知った時に、それはとても残念だと思うと同時に、それはそれで仕方ないと受け入れる気持ちになっている自分を発見したからです。
カレーの武道館の夜に、美勇伝メンバーと一緒に石川は来ていて、ファミ最前の関係者席で見ていた。石川の卒コンも武道館だった。石川卒コンで「(これからは)リーダー同志やん」ってびっくりしたみたいに吉澤は言った。その一年半後、同じ武道館で、ステージと関係者席でそれぞれリーダーとして対峙してた。石川だって吉澤卒業のことは知ってて武道館に来てたはず。だから、あんま理屈になってないけど、俺的には卒業当日は石川がSSAにいなくても、この武道館にいたから諦めがつく部分がある。SSAライブの後、「卒業しちゃったよん」「おめでと♪」みたいな短いメールのやりとりだけっていうのも逆にいしよしの絆っぽくてカッコいいかもとか妄想します。
辻は、やっぱ、ワンダですごい絆感じさせてもらったし。絆ってことで思うと、ほんともう、その場にいなくてもきっとすごいレベルでつながってるから、と思う。
もちろん、石川も辻もSSAに来れたらいちばんいいけど。
でね。
加護は、ちょっと無理してでも絶対来たらいいのにSSA、と思った。
そして、石川と辻がふたりとも来れないのか、Wキャストだからどちらかは来れるのかわからないけど、どうであっても、できれば加護はひとりで観たらいいのにと思った。ステージに上がる人の隣で一緒に観るのではなく、ひとりで、ステージと自分という軸に集中して、吉澤の卒業を見てくれたら。そして、その時の自分の気持ちを見て、と思った。石川と辻が吉卒を観れないのは仕方ないと思えるけど、加護は来れたらいいなと、なぜか強く思いました。
えと、話を吉澤に戻します。
吉澤卒業のでっけー流れとして、本篇がカレーツアー、アンコールが春ツアー、だとすると、笑顔YESヌードのあとにもう一曲、急遽、シングルが出ることになったのはダブルアンコールな感じがします。ヲタが引き出したダブルアンコール!
拍手が鳴り止まず、幕がもう一度開いたようなうれしい誤算。
時期から言っても、歌詞から言っても、カップリング曲から言っても、笑顔YESヌードが当初は吉卒シングルだったはず。それが急遽、もう一曲ってなったのは、市場の反応が期待できると判断されたからだと思うんだ。予想外のダブルアンコール、ほんとうれしい。
吉澤は卒業を消化しきってるって書いたけど、だからって徹頭徹尾、冷静でいられるものでもないだろう。最後の最後では、やはり、波が来るはずだ。
流れと書いたのは、波も含めて流れ。でっけぇ〜流れである。