きょうのライブでも「ディアーオーディション」があったそうです。
私は行っていないので今日のことは何も言えませんが、札幌で第一回ディアーオーデを
目撃した時に思ったことを書こうと思います。
リーダーがやるものだからっていうフリを吉澤がして、
ミキティがディアーをやってみることになった。でも、ミキティはちょっと笑ってしまうみたいになって
やりきれなかった。その時、俺、ちょっと悲しかったんです、実は。
さびしいっていうか。残念っていうか。やりきって欲しかったんだミキティに。
なんでかっていうと、これは俺よく覚えてるんだけど、吉澤は藤本がやる前にこう言ったんだよ。
「だって『LOVEマシーン』ですよ?」って。
俺はこの言い方に、吉澤のモーニング娘。へのリスペクトをすごく感じました。
あのモーニング娘。の、あの『LOVEマシーン』ですよって。
オリジナルで参加していないからこそのリスペクト。
自分のものじゃないからこそ、ちゃんと受け継がれるかが心配ってことあるじゃん?
ミスムンだったらこんなに気にしないと思うんだよね。やっぱ、どっか預かり物で、手渡していくものって
責任意識が強いんだと思う。吉澤は、藤本にやりきって欲しかったんじゃないかなマジで。
藤本が笑ってしまったとき俺がっかりした。吉澤の責任感を藤本が共有してくれなかったように感じて悲しかった。
次に小春がやることになった
小春は逆に何の思惑もなくて、なんていうか、カラッとやった。やりきった。
この無邪気さはモーニング娘。を逆に救うかもしれないなと思った。
無邪気さをよそおった責任感だったかもしれないと深読みすらしたくなった。
深読みの勢いで、藤本はやっぱ、リーマン的に言えば「外様」意識のようなものが
あって、素直になれないのだろうか、と思ったりした。
札幌ディアーオーディションを見ての俺の結論はこうです。
ディアーは小春でいい。
理由は2つあります。
ひとつは、小春ならディアーの本質を変化させずに受け継ぎ、次に受け渡すことができると思ったから。もし藤本がディアーを引き継いだら、ディアーはどうしても「藤本版ディアー」に変化すると思う。藤本の個性にはそれだけの強さがある。それは素晴らしいことだ。でも、変化させずに受け渡されることがこの曲のこのフレーズに関しては大事なんじゃないかと思う。だから適任者は小春、と。
もうひとつの理由は、身長です。
もともと、このフレーズはリーダーではなくて長身の人がやる、というルールだったんじゃね?
だったらフツーに小春でいいじゃん、と。
おととしの紅白でラストフレーズの「ラブマッスィーン」をやった小春を思い出す。
もし小春がディアーをやるならラストは光井がいいな。
おととしの紅白か。
本番の、赤い悪魔の神がかった吉澤。
リハでOBチームを見る吉澤の視線。
かっこよかったな。
今とはちょっと違うかっこよさだったな。カタナみたいな。