大阪行ってきました。
包むつもりが包まれてしまった。そんなライブだった。
吉澤さんが光のなかに浮かび上がった時、その笑顔が見えた時、
会えてうれしいよ、と先に言われてしまったような気がした。
目線、気持ち、上めで、ふわっと会場を見渡す吉澤を見た時、そんな気がした。
むしろ隣にいるミキティの方が何かをこらえているような、
あのミキティの表情(少し力が入っていて、強がっているんだけど今は弱気、
だけどそれに気づくなよお前ら、というような、たまに見せるあの表情)
をしていたような気がした。ミキティは、まっすぐ前を、前だけを見ていたように思う。
こんなふうに主観と思い込み混じりの断片的なレポにしかならないと思いますが
よければお付きあいください。
東京駅で新幹線に乗る前に日刊スポーツを買った。
俺はただの野次馬なんじゃないかと思って気が滅入る。
鞄にはカレー最終日に買ったヲタTが入っている。これを着て、サイリウムを
持って、吉澤の名前を呼んで飛び跳ねるために行くんだ。
会場に入ると、思ったほど吉Tの人はいなくてちょっと焦る。
前回は着ているものの上からTシャツを着たが、今回はちゃんと着替えた。
愛と勇気とプライドの吉T!
一曲終わって、そしてミスムン、MC、卒業の報告。
ここで「えぇぇぇぇえええっ」と言うために落札したというのにすっかり
言うのを忘れたw
なんかね、もう、笑顔なんだよね。
責任感、それはもちろんあるだろうけど、それだけではないと思った。
固くなかったんだ、笑顔が。ふわっとしてた。
ひな壇で辻、石川と談笑してるの見て思ったんだけど、
たとえば辻の笑顔は直線。ストレートにバーンと来る笑顔。
石川の笑顔は、円形、渦巻き。フェロモンっつーか、惑わせる魅力がある。
んで、吉澤は放物線だなーと思った。なんかふわっと、いったん上にいって
から包みこむようにこちらに届く感じ。母性的な愛、慈悲、と言えるかもしれないと思った。
そう思った時、俺の中で2つの相反する気持ちが生まれた。
「急いで大人にならないで」という気持ちと「あなたが今放っているのはすごい
大きな愛だ、ありがとう」という気持ち。文字にするとアレですけど、今、これ
より他の言い方が見つからない。
そして、この相反する気持ちは、多分これからもずっと考えていくような気がする。
全然順を追ってないレポでごめん。
まだ少し手と心が震えていて、断片的にしか書けないっぽいです。
歌とダンスで言えば、圧倒的にダンスに力があった。
コタツ、アンビ、DIN。
特にDIN。
私はダンスはまったくわからないが、昨日の吉澤さんのDINのダンスは
キレがいいというのではなくて、あえて乱暴に言うけど、暴れている、という
ものだったと思う。振り切っている、というか。振り払っている、というか。
すごい力の入り方だったと思った。特に夜は、階段のとこで背中を向ける中盤の
あたりで、勢いあまってふらついて一瞬、手をつきそうになってたように見えた。
モーニング娘。一曲目はアンビ。
昼の時、歌い始め「ジャンプジャンプ、テイクオフしよーぜ」の吉澤の声が
すげーデカく、強く、感じてグッときてしまった。
そして、後ろのセンターに吉澤がいて、その周囲を娘。が囲んでいる布陣を2階から見た時、
涙が出そうになった。みんなで吉澤を守ってるみたいで。
笑顔と力強さの連続のなかで、「歩いてる」だけがちょっと違っていた。
以前このブログでも書いたことだが、この曲の「空気しか感じられない」
ことが逆に奏功しており、昨日のライブのなかでは唯一、
笑顔全開でもない、力全開でもない、吉澤さんが現れた。
それは同時に、素に近いことになってしまって、泣いてしまったりしたら
どうしようと一瞬心配にもなったりもしたが、ステージに出るという報道を
見た時から、ステージ上で吉澤のコメントも涙もないだろうと思っていたので
そこは信じて見ていた。
きれいに歌ってくれた。リーダーとして一位をとったこの曲を吉澤が大切に
思っていることが伝わってきた。
歌い終わった時のミキティのほっとした顔が忘れられない。
ふわっと、という言葉をたくさん使ってしまったが、
張り、というものも同じぐらいあった。
ひな壇に座っている時の吉澤さんは一瞬も背筋が丸くならなかった。
そんな人は吉澤だけだった。足の位置が明らかに他の人より前にあるほど浅く腰掛けて、
背筋を伸ばしていた。その「張り」の上に「ふわ」があった。
その姿勢で、他の人がステージで歌う歌をいっしょに口ずさみ、
応援というよりも一緒に参加しているというぐらいのテンションで
上半身を動かしていた。
中野でもそうだったのかな?そうだったのかもしれないね。
娘。リーダーとして。
辻、石川、藤本、がいてよかったと思った。特に、辻。
ひな壇で吉澤と辻が指揮者のマネをして笑ったりしてるのを見た時、本当に気持ちがやわらいだ。
辻の「スッピンと涙」には泣きそうになった。辻も泣きそうになってたみたいに見えた。
自分の記憶に残ったところ、感じた点は以上です。
夜、終演後、ヲタから「よっすぃコール」がおこりました。
通路に出かかっていた俺は慌てて戻って声を出しました。
うれしかったです。