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ジュンジュン、すごく遠くを見てるな、と思った。
横アリの屋根を超えて、ずっとずっと向こうを見ていた。
吉澤は卒コンSSAで、屋根の一点を見つめていたように思う。
そうすることで、その場全体と自分を俯瞰していたように思う。
ジュンジュンは、一直線に、遠くを見ていた。
ジュンジュンは、これから旅に出るからだ。
そして、少し、心に期すことがあるからだ。身体が震えてしまうほどに。
亀井は、つながろうとしていた。
自分とヲタの間の空間を、自分の気持ちで埋めようとしてた。
ダンス、うまくなってたんだね。。
まるで客ひとりひとりからふわりと出ている透明な糸を、そっと束ねて、
軽くひっぱったり、ゆるめたりするような。すべての客とつながろうとする間合いと強さ。
キレがあるとかそういうんじゃないんだ。空気を切り裂くのではなく、空気を・・・空気を身体の一部にしたくてたまらないというような、客の方に1ミリでも近く手を差し伸べるような、カラフルなゴムボールをひとりひとりに手渡すような、やさしくて温かくて大きくて余韻のあるダンスだった。
6期の3人でやった曲とか愛にあふれてて死にそうな気持ちになった。
「リンリンが自分が言いたいこと自分でわからないとき、みんなが先にわかってくれた」
「私はとてもラッキーで幸せ。だから、お願いです、みんな私よりもっと幸せになってください」
この「みんな」ってメンバーのことじゃないよ、ヲタのことだから。
「これからも、同じ青い空の下にいるよ。だからリンリンのこと忘れないでください」ってそんなこと言われたら泣いちゃうじゃん。
道重は「リンリンは、自分のことより、人の幸せをいつも考えてた」って言った。
「そういうところ尊敬する」って。
リンリンは光だ。太陽のような強い光じゃなく。
動いて、サッと近づいて、パッと照らす。流星リンリン。もう俺らの視界の外に行ってしまった。でもきっと、どこに行っても彼女は誰かを照らす。そのことで、彼女はさらに輝く。
モーニング娘。は家族でした、とジュンジュンリンリンは言っていた。
これまで日本人メンバー(OG)は「家族よりも一緒にいる時間が長い」という言い方をしてきたと思う。「家族以上」っていうのは家族がいる人にしかできない言い方なんだ、と思った。「家族でした」の重みを思った。
そんなふうにがんばってきたJJLLをあっさり辞めさせてしまうなんて。
我々が失ったものの大きさを想う。
連絡する、いつでも連絡してね、3秒で約束したハニートースト食べに行こう、それらのことはきっと実現しないだろう。(しかしなんでもっと一緒にメシ食ったりしないんだろうね?)
ライブが始まってすぐ、亀井の笑顔を見て腰が抜けそうになった。
なんであんなにキラキラしてるんだ。楽しそうなんだ。心の底から。
「みんなに卒業を言うまでが怖かった」と何度か言ってた。
バスツアーのこと「思い出すと切なくなるぐらい幸せ」って。
切なくなるぐらい幸せってなんだよw
セレモニー明けの「雨の降らない・・・」での道重の表情。
あれは苦悶と言ってよかったのではないか。
急に実感してしまった、という感じで、彼女の中で何かが重たく止まっていた。
ガキさんのセレモニーでの亀井への最後の一言笑った。
「これからは、お化け屋敷では進行方向に向かって逃げてください」
高橋が亀井に言ったこと。
「みんなに、自然に、、、自然に、ものすごく気を遣ってくれてた。ほんとは私の仕事だったかもしれないのに」高橋、涙ぐんでた。
高橋、リーダーだもんね。向いてないの、自分でもわかってるのが伝わってきて、でも、がんばってて、でも、限界があって、俺まで唇を噛んでしまった。
メンバーが花束渡しながらジュンジュン、リンリン、亀井、に一言ずつ言っていく。
道重が「いっぱいひどいこと言ってごめんね」とジュンジュンに言ったんだけど、
そしたら、ジュンジュン、なんて言ったと思う?
「だいじょうぶ、いいことしか覚えてないよ」って。
それから、左手を伸ばして、道重の頬を手のひらで、そっとなでた。
俺死ぬかと思った、感動して。
「モーニング娘。のこころはひとつしかない」
ってジュンジュンは言った。これジュンジュンがどういう意味で言ったのかわからないけど、いいなと思ったんだ。形は変わっても、こころはひとつ。
ボックス席で見てたOGたちの表情が見たかった。
断片的なレポートになっている。
「おつかれさま」
自分の記憶では、この言葉はライブ中、一回しか出てこなかった。
高橋から、亀井へ。
リンリン「渡良瀬橋」
ジュンジュン「ふるさと」
亀井「春ビューティフルエブリディ」
亀井の曲でハワイツアーを思い出した。ひとピンクみきピンクで大笑いしたツアー。バスとかの移動中ずっと聴いてたアルバムの曲。
ジュンジュンは、納得してるけど、ほんとは少し、悔しい気持ちがあるように感じた。
丸みを帯びた手づくりの鉄剣を、こころにひとつ、持っている。
リンリンが流星なら、ジュンジュンは剣。
磨く力は身につけた。不安はあるが旅立つ覚悟はできている。
そんなふうに感じた。
亀井は、矛盾めいているが、卒業すると決断したことで、自信を得たように思う。ステージ上でも。
無邪気と理性のバランスが美しかった。
希望と諦観のシーソーの真ん中で立ちあがって、のびのびと踊っていた。
ワクワクして、ニコニコしていた。
未来に。
お元気そうで安心しました。
・・・朝から泣きました。
昨日の卒コンは、写真でしか見ていないのですが、
pさんの言葉からライブの空気が伝わって来ました。
ありがとう。
可愛がっていた亀ちゃん、
そして『つなぎ粉』を任されたJJLL、
三人の卒業を、リーダー吉澤さんがその場で見届けられて良かったです。