スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
たとえば好きな人と食事するとき、向き合って座るより横に座る方が落ち着く、カウンターとか。向き合っちゃうと目のやり場に困るし、その人を見ていたい気持ちと同じかそれ以上に同じ方向を見てたい気持ちがある。そんで視界の隅で見てないふりして相手の気配に耳を澄ましてるのが好き。時が来たら首と肩の筋肉を動かして身体の向きを変える。相手を見る。見るっていう意思をもって。
とゆーわけで吉澤と同じものを見ていたい俺はきょう「ひとりだけどカントリー娘。です」を買って読んだ。里田の本。
それで、「あっ」と思ったんだ。吉澤がなぜスケジュール帳に感想を書いて里田にプレゼントしたのか、その理由がわかった。それを書く。
ブログの再録(米粒が頭になど)と書き下ろし(語り下ろしかな)と、里田によるイカの塩辛ミシュラン(帰りにそこらのスーパーで塩辛の瓶詰買ってしまったほど食べたくなる)と、里田とハロメンの写真たくさん、という一冊。吉澤もけっこー写ってる。俺12月後半、旅行に行っちゃってたから界隈の空気知らないんだけど吉ヲタ的にみんなとっくに消化済みだったらごめんです。
ブログのおもしろいところを、こぎれいに明るく楽しくハッピーにまとめた一冊なんでしょとか思ってたんだよね。すみませんナメてました。まぁもちろんこぎれいの範囲内なんだけど、書き下ろし(語り下ろし)のボリュームがけっこーあって、前半と後半にひとつずつ濃いところがある。
前半。
カントリー娘。が三人からひとりになるにあたっての葛藤や迷い、仲が悪かった時期があったこと、里田の芸能界への思い、牧場にいたときの心境、ハロコンで一曲だけ歌うことへのモチベーションの低さなど、思ったラインより15センチぐらい踏み込んで書いてる、正直に。
「でも、結局わたしは芸能界に残る道を選び、彼女たちは卒業する道を選び・・・・・。そうするとこっちからはそんなに頻繁に連絡しても、今の生活に馴染んでいる彼女たちはイヤじゃないかな?とか思っちゃう。だから、連絡を待っている自分がいます。このことに関しては、いまだに答えが出てないんです。わたしからもっともっと連絡して、たまに会って、またいろんな話したいです。今でも大切な仲間だから。」(出典『ひとりだけどカントリー娘。です』里田まい)
後半には、ガッタスのハワイ合宿でのことが。ハワイでガッタスにいろいろあったことは既に知られてるけど、里田が言った言葉とかはたぶん初出の内容なのでは?メンバーが2つのグループに分かれてしまって雰囲気が『最悪』だったこと、その雰囲気をどうにかしたくて里田がみんなの前で泣きながら吉澤に関して言った言葉。そういうやりとりのあとに石川と辻に「よっちゃんがんばったよ」と言って吉澤は泣いたんだと思ったら思わず読みながら歯をくいしばってしまった。ここは引用しないので気になる人は本買って。もしどうしてもお金ないんですっていう人は1800字以上で吉澤への愛を書いてメールくれたら教えますw
で、だ。
吉澤はなぜスケジュール帳に感想を書いて里田にプレゼントしたのか?
妄想と書いて確信と読む俺が確信を書くよ。
ガッタスのこと、ハワイのことは本のほんとに最後のほう。
だから吉澤はあのハワイのことを思い出さずに感想を書くなんてことはなかったと思う。はっきり書かなくても、あのときは・・・・・ありがとうっていう気持ちで感想を書いたと思う。それはその時その場にいた人にしかわからない細やかな気持ちの奏で。花束やアクセサリーみたいに「見て見て」って人に見せることになじまないもの。手に載せて、誰かに見せようとすれば溶けてしまう雪の結晶のような。吉澤の感想はそういうものだった。だから里田は感想の内容を「二人だけの秘密」と言った。
そして、吉澤は、ありがとうの気持ちを表すために、何か里田にできることはないだろうか?と考えた。あのとき、仲間とのつながりを思って泣きながら言ってくれた里田に、今度は自分が何かしてあげられないだろうか、と。
そして前半の、あさみとみうなへの「わたしからもっと連絡して」と思いながらもできずにいる里田を思い出す。吉澤はスケジュール帳を買って、7月17日のところに「あさみ誕生日」、2月12日に「みうな誕生日」と記入する。里田がふたりにメールするきっかけになるように。そして別のページに感想を書いて里田にプレゼントした。里田はまだ、そのことに気付いてない。
ということだと俺は思うんだ。
吉澤にとってカントリー娘。は三人ともガッタスメンだったしね。
「ここに誕生日書いといたから」なんて言わず「感想これに書いたし、手帳よかったら使っちゃって」ぐらいのノリで渡す吉澤。
や、妄想と書いて確信です。
意味もなくスケジュール帳でもいいけど、もちろん。
でも、何にでも理由ってあるはずだし。
そう確信したっていいじゃん?