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飲んだら書くな、書くなら飲むな、というのは私の人生訓だが
いま私はプレミアムモルツで祝杯をあげながらPCに向かっている。
そしてトースターには鞘ごとの空豆が行儀よく並んでいる。
空豆は、ゆでても旨いが焼いても旨い。これは私の3月4月の人生訓である。
FMのランニング系番組のレギュラーパーソナリティとNHK教育の番組で司会が決まったと聞いた。
私は、会社でそっと涙をぬぐった。
「吉澤ひとみはなぜ美しいのか」という宇宙の始まりを問うかのような命題に対して、
ひとつの明確な解を得た、その喜びに泣けたのである。
吉澤ひとみはなぜ美しいのか?その解とは?
よい子たち、よく聞きなさい。
吉澤ひとみは、美人だから美しいんじゃない。美しさってのはそんな単純なことじゃないんだ。
吉澤ひとみは、挑戦するから美しい。
吉澤は、自分で定めた目標に向けて、自分で自分の筋肉を動かし、考え、
小さな仕事もきちんと取り組んできた。そして信頼を得て、その積み重ねがレギュラー番組として結実した。
露出が増えるってことがうれしいのはもちろんだけど、なんつーか、信頼されたんだなってことがうれしかったし、すげーと思った。マジすげーよ。うれしーよ。かっけーよ。がんばったなぁ、吉澤(号泣)。
挑戦っていうのは、ただやみくもにがんばることともちょっと違うと俺は思う。
挑戦は、がんばる姿勢プラス、線を引く行為だと思うんだ。
自分はここまで行ける、ここを目指そう、という線。
その線を越えようとする決意、努力、汗、恐れ、痛み、緊張、躍動、それ全体が「挑戦」だ。
線をひくには客観的な視点が必要だ。
だから、挑戦する人は、自分を客観視できる人だ。
吉澤、去年から今年にかけて、すげーいろいろ考えたんじゃないかと思う。
自分にできること、できないこと、できそうなこと、やりたくないこと。
線を引いてみたんだと思う。
そういうのが、いま、実ってきてる。
話飛ぶけどさぁ。
かぶき宴でさぁ。
吉澤の表情の変化、俺すごい、うっとり眺めてたんだ。
最初ちょっと緊張してて、キャラ設定的にクールっぽくしてて、でもだんだん、3月の氷がゆるむようにほぐれてきてさぁ。
溶けかかった氷が放つキラキラが放たれてさぁ。
そのキラキラは一瞬、一瞬、違っててさぁ。
それで、空、見てたじゃん?歌いながら。ちょっと目線上にして。
吉澤が、ふと目線を空に飛ばすあの感じ。
そこに何か見てる、あの感じ。
もしそこにUFOがいても「ふーん」って思うだけなんだろうなっていう、あの感じ。
あんな目線で吉澤、自分の未来を見てたらいいなと思ったんだ。
イメージしてたらいいなと思ったんだ。
や、何が言いたかったんだろ。
完全に飲んだら書くなですな。てへ。
吉澤、新番組、おめでとう!!!
アンコールで『DREAMIN'』が始まった時、重力を感じた。まるで着陸態勢に入ったように。
2時間の旅。『READY!KICK OFF!』から始まって、ずっとどこかを飛んでた。
すべての物語は行って帰ってくる物語だと誰かが言ってた。
2曲目の「女子かしまし物語」から俺「音楽ガッタス」のライブってことずっと忘れてた。
これは、吉澤が出ずっぱりの小規模なハロコン。そーゆー幻想のなかにいた。
楽しかった。そして不安だった。夢のなかで旅をしていて、地図がないことに気付いているがバスは止まらない、何かのまわりをぐるぐるまわる、自分はどこにいるんだろう、キラキラの建物はとても美しいけれど。
石川の全力力ってイコール足の「ハの字力」なんじゃないかとか里田の言語反射神経は芸術的フリーキックだとかおいおい紺野実はいちばんダンスキレてんじゃねーかとか仙石もっと歌わせろあの声使わなきゃもったいないだろとかのっちの提案力はマイナス×マイナスで逆にプラスになる日も近いマジで次のシングルはウルトラオレンジかもとか是永うまくなってるのわかるからもっとがんばれスペイン語もいいけど日本語の語彙増やせとか。とかとか。
吉澤は、冷静に楽しんでるなと思った。集団の中にいる吉澤を見るのはハンアンともソロ仕事とも違う楽しさがある。吉澤のやさしい目線。
そして吉澤の歌ののりしろ力がすげーと思った。柱ではないんだ。でも、歌を「歌」として成り立たせている。支えている。そして、全体をひっぱりあげている。(これ重要)
のりしろは、柱じゃないけど、歌を強くするんだ。
つんくのブログの言い草とか腹立つっていうかもう笑うしかない。彼の言うファンキーの意味がよくわからないが、吉澤の力にようやく気付いたかと言いたい。鼻息荒く言いたい。
彼の過去の指導が種となっていないとは言わない。でもそれを芽吹かせたのは彼女自身だ。
それで・・・・。
『DREAMIN'』、音楽ガッタス1stシングルのカップリングのこの曲が始まって、
あ、そっか、これは「音楽ガッタス」のライブだったと目が覚めた。
DREAMIN'で現実に戻った。
夢ってなんだろなぁってこの曲を聴きながら考えてた。
2つ意味があるじゃん。
将来の希望っていう意味と、眠っているときに見る、非現実っていう意味と。
音楽ガッタスが「夢」って歌う時、希望というよりは非現実っていうニュアンスが強いような気がした。幻想的だよね。吉澤が出ずっぱりのハロコンだもん。
しかし、目覚めてみると、音楽ガッタスの醸す空間が幻想的であったことに俺は違和感を感じてしまう。ガッタスブリリャンチスHPはものすごくリアルな、現実的なプロジェクトだから。
「これからも音楽ガッタスで歌い続けていきます」と吉澤が言った時、おおっ、そうか!とキャプテンを頼もしく思うと同時に、マジで?だって紺野もいなくなるしどーすんだという気持もあった。なによりも、そーゆーこと言わなきゃならない(言われて盛り上がる)不安定な状況が明確になって「うっ・・・」と思った。飛行機の車輪が滑走路にズンッ。日本に帰ってきちゃったなぁって腹から感じるあの瞬間。
現実。
いろんな。
でも、そんなのは今に始まったことじゃない。
ハロプロは、ずっとそうだったし。
これからもそうやって、続いていくんだろう。
あの時ヲタが発したのは、そういう現実と幻想と諦観と希望と困惑と感動のないまぜになった「うぉおおおおおお」だった。2階の隅のつんくに向けた「うぉおおおおおおおおお」だった。
ヲタは吠えるが音ガタはつんく。
俺、音楽ガッタスあんまし苦手だったけど、でもこーして吉澤が真ん中になってダンスしてるの見るのはやっぱりうれしいし楽しい。消去法的視点ではあるが、今のハロ系の既存ユニットのなかでいちばんポテンシャルあるのって音ガタじゃねーかと思ったりする。つんくには、もう生半可なフットサルイメージの曲とか無理してつくらなくていいから、彼女らの成長につながるよーな曲を書いてくれと言いたいです。この、つづいていく旅のために。