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東京マラソンからちょうど一ヶ月経った。
あの明るく澄んだ2月の青空はどこかに行ってしまった。
一ヶ月後、こんなふうに窓の外を見つめることになるなんて誰が思っただろう。
地震以来、指紋が擦り切れるんじゃないかってぐらいiPhoneをこすって、
それでいて思うように頭も身体も動かないまま仕事をしたりなんだりしている。
吉澤のことも、わりとふと考える。
元気かな、とか。
身体を休めることができてたらいいな、とか。
地震のあと初めて買った本(雑誌)が「Number Do」だった。
それまでは「必要な情報」にばかり意識がいっていた。
駅を降りて、書店に入り、そのムックを手にしたときの右手から全身がほぐれていく感じ。それはデジタルな「必要」な情報じゃなくて、実際に手で触れられる好きなもの・読みたいものだった。本の重みに癒された。で、家に帰って吉澤の自転車のページだけ見て「きゃわえーーー!」と叫んでぶっ倒れた。
あさりさんがついったーで、昨日、「明日で一ヶ月」とつぶやいてくれて、
あぁ、そうだった!と思った。あさりさんがこの大変な日々の中でも東京マラソンのことを大切に思ってることがわかってうれしかったし、その一部に吉澤が入ってるだろうと思うと、さらにうれしく感じた。
そして、きょう、「あれ?私が載ってる!(略)よっすぃ〜の東京マラソンフィニッシュ直後の一枚。」ってつぶやいていたので、「え?」と思ってあわててページをめくって吉澤の写真を見つけた!自転車の見開きのほかに東京マラソンのところにも吉澤載ってた。あさりさんに抱きついて上向いて泣いてる。あさりさんは後頭部のみの登場だ。もっと早くつぶやくこともできたんだろうけど、一ヶ月という節目の日まで待つという配慮。そして「あれ?」とか小ボケ。いいひとだなぁ、あさりさん。
吉澤が載っているのは「ランナー41人の証言」という5ページのコーナー。
1ページに7〜8人のランナーのゴール後の写真とひとことアンケートが並べてあり、ページごとにタイトルがついてる。最初のページから「4時間を切った人」「仮装の人」「美男美女」「泣いていた人」「制限時間ギリギリでゴールした人」。吉澤は「美男美女」じゃなくて「泣いていた人」のページに載ってる。
吉澤ひとみさんラン歴1年25歳タレント。
泣けた。
そうだよ。
ラン歴1年25歳タレントなんだよーーーーーーっ
こんなに無邪気にこんなに一生懸命こんなにシンプルに、
東京で42.195キロを走れることが、これからあるんだろうか。
同じじゃなくてもいいんだけど。
変わっていくのはいいんだけど、もう東京で無邪気でいられなくなった気がしていて、それが悲しい。
雨の日は、雨のことだけ考えていればよかった。
雪の日は、傘をささずに歩くのが好きだった。
白い空見上げたりしてさ。顔に雪片受けたりしてさ。手を広げてみたりしてさ。地面がせりあがってくみたいって思ったりしてさ。
吉澤だってそうなんじゃないかと俺は勝手に思ってる。
吉澤の表情、ニガワラって前回書いたこと後悔してた。
痛みに歯を食いしばってる表情だったんだよね。
痛そうなの伝わってきてたのに、なんでそんなふうに受けとめちゃったんだろう。
どっかで俺は吉澤のしんどさを直視したくなかったんだと思う。
直視しなくちゃね。
被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。
一日でも早く復興する事を心から願っています。
一人でも多くの方が笑顔になりますように。
私も出来る事から応援しています。
UFAのサイトに掲載された吉澤のメッセージ。
「応援していきます。」じゃなくて「応援しています。」なんだよね。
未来形じゃないよ進行形、応援ing。
「出来る事から」の「から」もいいよね。
「あなたは」とか気軽に語りかけないところが吉澤らしくて好きだ。と俺は思った。
ドリ娘。コン、やってほしいな。
そしてLOVEマシーン歌ってほしいな。
歌えるようになってるといいな。