ガッタスの試合を観にいった。エントランスリーグ最終戦@代々木。
吉澤ね、3分ぐらいしか出なかったんだ。
ほぼ勝ちそうっていう状況になっての後半、半分ぐらい過ぎたところで。
そして3分ぐらいプレーして、交代してベンチに下がった。
背番号10が見れたのは、そのときだけだったんだ。
比喩的な意味ではなく。
試合前もずっとユニフォームの上にジャージ着てたから背番号見えなくて。
オレンジのジャージには背番号、付いてない。
ベンチでは青いベンチコートだったから、「10」が見えたのはほんと、試合に出てた3分間だけ。練習中も、ほかの選手はユニフォームで背番号見えてたんだけど吉澤は、背中、オレンジ一色で。
ジャージが悪いとか言ってるんじゃないよ。
ほんと寒かったから、身体があたたまってないなら無理したら怪我する。試合前の円陣で、声出させようとして、発声練習みたいにみんなに「あーーーーー」って低い声出させてたのとか、前半終わったときのメンバーへの接し方とか、キャプテンらしいなって思った。
でも正直に書くと、「10」、もっと見たかったな。勝負が決まってからちょっとだけ出てくる10番はちょっとさびしい気がしてしまった。繰り返すけど、吉澤を責めてるんじゃなく。
責めてるんじゃなくて考え込んでる。
途方に暮れてる。
どうしたらいいんだろうね。
吉澤にとってのガッタスの意味の大きさは吉ヲタなら誰でも知ってる。わかってる。
そして、その意味が、数年前とは大きく違ってきてるのも、みんなわかってる。
どうしたらいいんだろうね。
横断幕を持参し、フラッグを振り、メンバーのチャントを大きな声で繰り返すヲタのみんなには頭がさがる。ガッタス愛。
どうしたらいいんだろう、ほんとに。
ガッタスがあるから依頼される仕事もあるのもわかる。
でも、そもそも、吉澤にとってのガッタスの意味って、仕事につながるからやる、とかじゃなかったはず。ものすごく個人的な吉澤の価値観。人生観。そういうものとシンクロする(あるいは実践する)「場」だったんだよね。
もちろんそれは吉澤にとっての個人的な意味の話であって、他のメンバーや事務所やガッタスというチームにとっての意味ではない。吉澤以外の誰にも関係のない、内面の問題。
女子フットサルの普及活動。それは今も昔も変わらない、このプロジェクトの存在意義は。
どうしたらいいんだろう。
俺、寒さに負けて撤収のあいさつまで会場にいられなくて。
や、寒かったのもあるけど、なんか、ちょっとしんどくなっちゃって。
撤収のとき、吉澤がどんなふうに「来年どうなるかわからないですが」という意味のことを言ったのかわからないんだけど・・・吉澤も途方に暮れてるんじゃないかなと勝手に妄想してる。
今の吉澤は、もしかしたら2003年の吉澤と似た状況なのかもしれない。
太ったりとかしてないから、わかりにくいだけで。
だとしたら。
吉澤に今必要なのは、ガッタス的な、何か、だよね。
それは今のガッタスじゃないような気がする。
ガッタス的な、何か。
2003年、フットサルは空から降ってきた。
ハンアンとか、あぶちょとか、どりむすとか、降ってきたものは他にもある。
それなりに忙しかったんだ、ずっと。
それなりに忙しいってのは恐ろしいね。
どうしたらいいんだろう。
どうしたらいいんだろうね、吉澤。
ヒトのことより自分の心配しろよって自分でも思うけどさ。